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初版年月
2025/03
判型
A6
ページ数
256ページ
ISBN
9784522454350
定価
935円(税込)

実用書 心の健康・心理学

繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本

本の紹介
人一倍敏感であるHSP(Highly Sensitive Person)の多くは、
自分の「繊細さ」や「敏感さ」にどう対処していいかわからず、
生きづらさを感じながら毎日を送っています。

HSPは純粋かつ繊細で人に優しく、良心的で感受性が強く、直感も優れています。
一方で、自他を区別して自分を守る心理的境界線の防衛機能が弱く、
共感性も高いために、周囲のマイナス感情を無意識に受け取ってしまったり、
逆に自分のエネルギーを吸い取られてしまったりする傾向があります。

また、不安の神経システムが強いために、慎重で臆病だったり、
責任感の強さから自責の念をもちやすかったりするのもHSPの特徴です。
このため、自分が繊細で敏感であることに悩まされている人は少なくありません。

HSPが「自分らしく」、「ラクに」生きていくためにはどうしたらいいのでしょうか。

本書ではHSPに関する新たな知見や、
傷つきやすいのに刺激を求めてしまうHSE(Highly Sensitive Extrovert)にもふれ、
生きづらさを解消するこれまでにない秘策について、なるべくわかりやすく解説しています。

さらに、脳・心・体・食・魂など多方面にわたって視野を広げるなかで、
新たにわかってきた「過敏性」の本質についてもお伝えしたいと思います。(はじめにより・一部抜粋)
既刊『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになる本』を全面加筆、修正し文庫化しました。
 

長沼睦雄(ながぬま むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。
北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、日本神経学会認定医の資格を取得。北大大学院にて神経生化学の基礎研究を修了後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14年間児童精神科医として勤務した。平成20年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行ったのち、平成28年に十勝むつみのクリニックを帯広にて開院した。敏感気質、神経発達症、発達性トラウマ、アダルトチルドレン、慢性疲労症候群などの他院では見過ごされ治療困難な慢性機能性疾患の診療に専念している。クリニックに併設した過敏性研究所では、過敏性の病態について臨床的に究明しつつ、「見えるもの」と「見えないもの」をつなぎ、脳と心と体と魂と食を結び付ける生体エネルギーを視野に入れた自由診療を行っている。
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