※本書『最新ゴルフルールハンドブック』発行（2019年2月）以降に発表された「新ルール」です。

■「規則10.2ｂ（4）」について
2019年2月6日R&AとUSGAは、「規則10.2ｂ（4）」のプレーヤーの後方にキャディーが立つことに関する制限について、
２つの詳説を発表しました。以下が概要です。

・「ストロークのためのスタンスをとり始める」の意味
「規則10.2ｂ（4）」は、プレーヤーがストロークのためのスタンスをとり始めたときに、
プレーの線の球の後方延長線上（またはその近く）にキャディーを故意に立たせることを認めていません。
ただし、プレーヤーがスタンスを解いた場合、「ストロークのためのスタンス」をとり始めていたとはみなされません。
スタンスさえ解けば、規則10.2ｂ（4）の違反を避けることができます。

・プレーヤーがストロークのためのスタンスをとり始めたときに、キャディーが球の後方に「故意」に立っていることにはならない例
この規則はキャディーがプレーヤーの後方に故意に立っていなければ、適用しません。
「故意」という言葉はキャディーが次のことに気づいていることが要件であることを明確にします。

　１）プレーヤーがこれから行うことになるストロークのためにスタンスをとり始めていること。
　２）キャディーがプレーの線の球の後方線上やその近くに立っていること。

詳しくは、（公財）日本ゴルフ協会にお問い合わせください。